創業の思い

私は小学校の頃から、映画と絵が好きで、かつ、見る側よりも作る側になりたいと、小さな頃から思っていました。
そのうち、表現したものを雑誌やコンテストに投稿するようになりました。
最初は自己満足でやっていても、そのうち人からのフィードバックが欲しくなりました。
今にして思えば、この気持ちが創業へとつながる原点です。
つまり「作ったものは誰かに届けて、その誰かが満足して、そこで初めて存在する」と考えるようになりました。

ちょうど学生の頃に流行りだしたインターネットは格好の表現の場所でした。

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インターネットが普及すると、東京という街は急速に情報で埋め尽くされていきました。
ITバブルとその崩壊を経てもなお、インターネット上の情報は爆発的に増え続け、2007年頃には、「インターネットに情報がない場所は存在しないのも同じ」と思えるくらいになりました。
そして2008年に大ヒットとなったiPhone 3Gの登場です。みんなが街に小さなコンピュータを持ち歩く時代になりました。

少し前後して2007年、東京から那須に移住してきて、何が一番カルチャーショックだったかというと、美味しいレストランの情報がない。クチコミもない。
お店の営業時間や料金を調べても出てこない。このサイトのトップにも同じことを書きましたが、もったいない……!!

映画を見るのはもちろん好きです。
そしてもう一つ、映画の予告編が好きです。
なぜってワクワクするからです。次これも見たい、あれも見たい。
インターネットの情報は決して食べられないし、体験もできないし、あって話すこともできない。
でも自分の未来をイメージしてワクワクさせられるんです。
情報を発信すると、まだ見ぬ人の背中を優しく楽しく押すことができて、みんなハッピーになれるんです。
可能性が無限に広がります。こんなに素晴らしいことはないでしょう。

誰かの“一生懸命”を、必要とする誰かに届けて、初めて“それ”は存在します。
これが創業の思いです。

photo by Andy Rogers

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