ポセイドン・石川から目が離せない

ポセイドン・石川
U・S・Aの山下達郎風カバーで、しばらく前にツイッターで話題になり、
最近ラジオやBSの音楽番組で取り上げられるようになってきました。

ご本人はJAZZピアニストで山下達郎さんの大ファンということで、単なるものまねにとどまらず、メロディアレンジとしての完成度が高くて感動します。そこに関しては至って真面目です。
私の達郎さんファン歴は15,6年なので、とても語れる立場じゃないのですが、そんなにわか達郎ファンにも分かるツボの抑えっぷりです。「達郎さんがこの曲カバーするなら、こうするかも」が散りばめられています。

脱線しますが、私自身は筋金入りのオフコースファンです。そうすると別に嫌いだったわけじゃないですが、なんとなく周りの雰囲気で山下達郎は聴いてこなかったんですね。昔は個人が発信するメディアがないですし、小田さんも山下さんもあまりマスメディアに出る人たちではない(とくにTVにはほぼ出ない)ので、本人たちの直接の言葉をなかなか聞く機会はありませんでした。ゴシップ記事や噂話に踊らされて二人は犬猿の仲だと思い込んでいたわけです。
そんな中、2001年放送のTBSのクリスマスの約束で、小田さんが「クリスマス・イブ」をカバーし、山下達郎さんに送った手紙を披露したのを見て、あれ?っと思ったのです。今でも覚えています。感動的なやり取りに、テレビの前で号泣でしたよ。
やりとりはwikipediaに残ってます。いい時代になりましたね。
クリスマスの約束 2001年の手紙の部分

「もともとこの曲は、オフコースに触発されて作ったものです。」犬猿の仲だったのかは謎のままでいいのですが、少なくともライバル意識があった二人の天才が触発されるとあんな名曲が生まれるんだなぁという。

これの少しあとから、ちょっとずつ達郎さんのアルバムを集めるようになって、いまはほぼすべて家にあります。

閑話休題。

で、ポセイドン・石川です。
いまのところ、何も言うことはありません。見てください。作品の評価がどうなっていくのか楽しみです。

一応、ヲタクとしてはジャンル的な紹介を。
シティポップというジャンルがありまして、あまりメジャーでないので固まった解釈はないんですが、ようするに都会的で耳障りのいいサラサラしたメロディを操る人たち、ビル街の夜景や首都高速を流すときに似合う音楽です。
自分たちはシティポップだというミュージシャンもいます。Sing Like Talking、キリンジとかbonobosとか。最近だとSuchmosとか。ポセイドン・石川も自分のライヴ中に両手を上げて「シティポップ!」とコールするときがあります。
山下達郎さんはもろにシティポップです、本人はジャンル分けは嫌いかと思いますが、上に書いてあるミュージシャンには影響を与えてるミュージシャンです。

ポセイドンの話か達郎の話かよくわからなくなったところで、おしまいにしたいと思います。

それでは、良いシティポップを。

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