塾なの?塾じゃないの?

コンセプト

当教室は、専門店街です。
究極の姿は、「一人ひとりの子どもがやりたいことを全部」なんです。全部は難しいけどできる範囲で道標は提示したい。だから、一つ一つが専門。塾のついでに流行だからとプログラミング教室やってるわけじゃないです。
すべてのお店に、それぞれの専門性の高い店長(スタッフ)がいます。私もその一人です。

こんなイメージ。

言い換えると、未就学児から始める、総合的な学びと好奇心向上の教室であり、子どもの第三の居場所です。
「まなびクラブ」「よみとき算数」「ステモン那須塩原校」「Wam那須塩原校」「科学教室」「エーアスクール那須塩原校」「おるとたぶフリースクール」「イラスト教室(仮称)」があります。

カリキュラム名目的対象年齢の目安
まなびクラブ基礎学力の向上と、漢検・英検・数検合格未就学~小4
ステモン触って動かすことで試行錯誤のセンスを高める未就学~小6
よみとき算数読解力を高めて、すべての分野の底上げ小1~中2
科学教室「好奇心」と「学力」の間の橋渡しをする小1~中3
個別指導WAM学力を高め、可能性を広げる小4~高3
エーアスクールITエンジニアを目指す高等教育小5~高3
イラスト教室(仮称)かわいいイラスト、デジタルイラスト、紙の工作小3~高3
おるとたぶフリースクール居場所。図書室。フリースクール小1~中3

まなびクラブとは(目安:未就学~小4)

どんなことにも基礎練習があります。ボールタッチ、手拍子、素振り、etc,etc

勉強の場合だとひらがな・漢字を書いたり、文章を声に出して読んだり、計算問題をひたすら解いたりということになります。
基礎学力の向上をめざしつつ、最終的には漢検、数検、英検合格を目指すのが「まなびクラブ」です。
5,800円/月~が基本料金となります。

「くもん(KUMON)」という超有名な習い事・学習教室があります。私の解釈ですが、基礎練習をたくみにレベル調整して与え続けること(参考:ヤーキーズ・ドットソンの法則)により、人の「達成動機」をくすぐり、最終的には、永続的な動機の源泉となるように習慣づけてしまうという仕組みなのだと思います。これってすごいことです。長年、くもんが愛されていることに納得します。

ただし、広告にある「くもんをやって東大合格」というフレーズは、相関関係としては正しくて、因果関係になっているわけではないです。
つまり、「東大生を対象に子供の頃の習い事を調査すると、世の中全体の統計よりもくもん出身者が多い」というデータが(たぶん)あります。それが広告の根拠になっているはずです。
しかし、「くもんをやると東大に合格する」という因果関係があるわけではないです。いや、親御さんもそんな事はわかっていて、それでもくもんに入れていると思うんですけどね。

では、どうしてくもんにいっても東大に合格する子とそうでない子がいるのか。単純には語れませんが私なりには2つ理由があると思っていて、その仮説に基づいて設計したのが「まなびクラブ」です。

1つ目は、「達成動機」を定量的なゴールなしに継続するのは、ちょっと難しいということです(裏を返すとそれを自分で自分自身に課し続けることができる子が東大に近いのかもしれません)。
なので、「まなびクラブ」は定量的=明確なゴールとして、漢字検定、数学検定・算数検定、英語検定合格というのを置いてカリキュラムを組むことにしました。

2つ目は、そもそも紙の上の問題に向かうことが苦手な場合。この場合は、まず手を動かす、映像で見る、聴覚に訴えるなど、他の感覚を使って体でざっくり覚えて、あとから基礎練習の大切さに気づいた方がいいタイプ、というふうに捉えています。そうすると「まなびクラブ」では足りなくて、絵を描きまくる「よみとき算数」と、ブロックを組み立てる「ステモン」を併用していくことになります。

ステモンとは(目安:未就学~小6)

中学でプログラミング教育、高校で「情報」という教科が必修化されました。保護者世代の子供の頃にはなかったものです。だからいまいち具体的に何を教えているのか想像できないと思います。
その疑問を解決できるのが「ステモン」です。

未就学児 8,250円/月~、小学生 10,780円 /月 ~となります。詳しくはこちら(ステモン専用ページ)

間違いなくAIの普及によって、仕事の仕方が変わります。消滅する職業なんていうのも取り沙汰されていますが、それに限らず、つまり職種・業種に関係なく、ほぼ例外なく仕事の仕方が変わります。
2000年代に携帯電話が普及して、連絡手段が変わることで仕事の仕方は大きく変わりました。現在、50代以上の方はそのインパクトを経験しています。ほぼ同時にメールとネットの登場で情報共有の仕方が大きく変わりました。伝書鳩をするだけの管理職は不要になりました。
そしてスマホとSNSの登場によってもまた変わりました。こちらは30代以上の方であれば経験しているはずです。

AIという、物理的に手に取れないもので仕事の仕方が変わるのは戸惑うかもしれませんが、基本的には携帯電話やスマホが登場したときと一緒です。
なので、理解するにはとりあえず自分も使ってみるしかないです。

では、その先を担う子どもたちにどんな教育が必要なのか。
パソコンが使いこなせることとか、あるいはプログラミングが書けることなのか、というと、多少の正解を含んでいますが、ちょっと違います。

私の答えはこうです。

試行錯誤する力、失敗を失敗と思わない鈍感力、自分で答えを決めてからその解法を考える力。

そして、パソコンを使いこなすことやプログラミングの能力は、トライ&エラー(試行錯誤)するのに便利な道具なので、別にITエンジニアを目指さなくても(=将来、何をするにしても)、使いこなせるようになっておこう、ということだと思います。
もちろん、ITエンジニアの需要が増加し、実際に仕事に付ける人の数(=供給)不足になるからITエンジニアを目指すと将来仕事に困らない、という考えも正解だとは思いますし、別にITエンジニアにならなくても、これからの時代に必要な能力やセンスを磨くために「ステモン」を活用してほしいと考えています。

よみとき算数とは(目安:小1~中2)

「算数」という名前がついていますが、すべての分野に必要な「読解力」のカリキュラムです。
簡単な算数の問題を、いきなり計算式にするのではなく、書いたある文章(言葉)を「すべて」自分で白い紙に絵で描いていきます。それからその絵を見て愚直に数を数えて答えを導く、というものです。絵の上手下手は関係ありません、棒人間や、マル、点、などを駆使して描いてもらいます。とにかく全てを絵にすることが重要です。読解力に課題のある子のほとんどが、「単語」を拾い読みしているのです。逆に「読解力がある」とは「脳内で絵が描ける」ことです。
レベルが上ってくると倍数・約数、速度など、小学校高学年で習って、そのあと一生使うような算数の問題も出てきます。これも絵に描いて解きます。
7,700円/月~が基本料金となります。

算数が苦手な子の大部分が「読解力」に弱みを持っています。「単語」を拾い読みすると、「可能である」「可能でない」とか、「以上か」「以か」みたいな、答えを導き出すのに重要な条件付けをすっ飛ばしてしまうことが非常に多いのです。
実は塾業界では、「国語」だけを受講したことで他の教科の点数も上がったという経験が「常識」として認識されています。
しかし現実問題として、中3・高3になって受験対策のために塾に来てもらっても、正直、悠長に「国語」からやっている場合じゃないことがほとんどです。その結果、多くの子が「数・英」受講となるわけです。

だから、よみとき算数を小学生のうちにやっておくことで、知らず知らずのうちにすべての基礎となる言語能力・読解力が高まって、あとで楽できるというわけです。

科学教室とは(目安:小1~中3)

どなたでも、入会金や会員登録が不要で楽しめる、当教室のイベントです。月1回行っており、実験材料費として1,000円/人をいただいています。詳しくはこちら(科学教室専用ページ)

基本的には理科の実験です。教科書には書いてあるけど見たことがない。あるいは、現象は知っているけどどうしてなのかわからない、という身の回りのことを題材に実験を行います。

100円均一ショップやホームセンター、ドラッグストアで揃う材料を使います。なぜかというと、家に帰ってから自分たちでもやってみてほしいからです。そうして、本質的な理解が深まっていきます。

個別指導WAMとは(目安:小4~高3)

個別指導の学習塾です。
「勉強ができるようになる」ためのサポートです。ただ、勉強ができるという能力は、必要なレベルは人それぞれです。なので、個別指導で個人の目標に向かって計画を立てていきます。
具体例でいうと、少し前の学年の範囲からきちんと学び直す場合、いまいる学校での成績を上げる場合、中学受験する場合、特色選抜を目指す場合、将来を考えて分野が特化した高校を目指す場合、公立大学を目指す場合、難関大学を目指す場合、などが挙げられます。

中学生で7,600円/月~ です。詳しくはこちら(Wam那須塩原校のページ)

それと、当教室の他のカリキュラムを受けてみて、やりたいことや夢中になれることが見えてきたときに、「そのためには、あの学校に行きたい」と自然に勉強に意識が向いたときです。
このときに、わざわざ他の塾に行かなくても、当教室であれば一箇所でまとめられるということです。

エーアスクールとは(目安:小5~高3)

小学校でタブレットを使った学習を行うようになり、先生によってはプログラミングを授業に取り入れる動きがあるようです(余談ですが、現状は先生個人の能力にものすごく依存していますので、全く触れないクラス、積極的に取り組んでいるクラスの差に危機感はあります)。
ただここでもったいないのは、興味を持った子どもが、せっかく小学生のときにどこかの教室でScratchを習っても、中学生向けはごく少ないのです(たぶん那須塩原市は当教室のみ)。中学校に入った途端、プログラミングの経験は「思い出」になってしまいます。
(公教育である中学校では「技術」の1パートになってしまって、その内容も正直ごく簡単なものです。全員が習うんだから仕方がないんですが)。

エーアスクールでは、プロが使うツールを使って、かつ、ロジカルにプログラミングを学習します。例えるならばサッカーのジュニアユースチームです。将来を見据えたプログラミングのノウハウを身に着けられるように伝えていきます。
もっというと、仮にゲームクリエイターにならなかったとしても、プログラムがある程度書ける=ものづくりができる、やりたいことを分解して設計ができるということは、将来の仕事の幅に繋がります。

ゲームの世界、アニメの世界、映像の世界、分業化が進んでいます。
ゲームを例に取るとキャラを描く人、音楽をつくる人、アニメをつくる人、声を当てる人、シナリオを書く人、プログラムを書く人、などなどあり、さらに戦闘シーンだけを描く人、背景を描く人、パッケージやポスターだけを描く人などものすごい細分化されています。そして当然、それらを取りまとめる人、関係者と交渉する人、お金を集めてくる人、広告宣伝を行う人、ネット販売を取りまとめる人、などなど、たくさんの人が関わります。

分業化の中で、プログラミングの経験はチーム設計とも共通しており、とても役に立ちます。
もちろん、ゲームクリエイターが当教室から出てくれたら一番嬉しいですが、そうでなくても、とてもおもしろく、役に立つ習い事であると言えます。


ちなみに本部が京都にあり、教室の名前の由来は「ええ明日来る」です。

イラスト教室(仮称)(目安:小4~高3)

イラスト教室です。
フリースクールの文脈とも通じますが、絵を描くことが好きな子は、それに無制限で没頭したいはずです。もう一つ、自分の作品を堂々と人に見せたいはずです。でもできない。恥ずかしい、バカにされるのでは、など。
その気持ちを悶々と抱えてコソコソ絵を練習することになります。
昔はどうしていたかと言うと、ひたすら漫画やイラストの真似から入ります。大抵の場合、美大や専門学校に行くまで師匠はおらず、誰に見せることもなく独学でした。そしてある時突然、つまり18歳くらいの頃にボッコボコにされて心が折れるわけです。絵を描く仕事に就けないだけならまだしも、癒えぬ心に傷になることもしばしばありました。
最近の子はどうしているかというと、さほど変わりません。YouTubeをみて、コソコソ練習します。ちょっと上手い子はSNSに公開して、比較的早くから人目にさらされて鍛えられますが、でもやっぱり基礎を教わっているわけではありません、独学です。

そうではなくて、きちんと現役のイラストレーターからテクニックを教わり、なおかつ教室内で、同じ志を持つ、近い歳の人と絵を見せ合い、切磋琢磨、かつ認め合いをしてほしい。仲間を作って欲しいんです。
それがこの教室です。
もうひとつ、実利的なことで言うと、「JAPAN Illust」は将来有望な輸出産業です。この教室から世界に羽ばたいてほしい。

イラスト教室(仮称)は2024年の年内にはオープン予定です。

おるとたぶフリースクール(目安:小1~中3)

不登校の児童・生徒向けのフリースクールです。当教室の存在が、子どもの外出機会になればいいと思っています。
当教室で提供すること、基本は「読書」と思っています。本を読んで、いろんな価値観を知って、いろいろな「正しい」を知って、自分はそのままで良いことにまず自信を持ってほしい。その次に、自分が好きなことに見つけてほしい。意外と自分が好きなことと得意なことってわかりにくいものです。本を読むと色々見えてきます。
「サッカーうまい・好き」とかは、わかりやすくていいんですけど、そういう人は一握りであって、ほとんどの人は、自分の好きなことに気付けないまま思春期を悩み苦しみ過ごすんだと思います。

集団生活は、人間である以上とても大切なんですが、それ以前に、個として、自分をきちんと見つめて、かつ自分が好きでないと、本当の意味での集団(チーム)になれないと思うのです。
公教育は、優先順位がどうしても集団です(いいわるい別にして)。
個の安定・確立に辿り着く前に、集団生活に疑問を持ってしまった、あるいは集団生活の負の側面にやられてしまった、ある意味「当たり前の子」に「それでいいんだよ」と伝えたい。

もう一つ大切にしているのは「ものづくりに没頭する時間」です。学校のカリキュラムのような時間制限がないのなら、それを最大限活かすのが、「時間無制限の制作」です。紙、木工、電子、電機、プログラミングもですが、大抵の「ものづくり」は教えられます。

当教室の多様なカリキュラムまとめ

ステモン
未就学児向けSTEAM教育
初めてのプログラミングに最適なScratch
ロボットをScratchプログラミングで制御
算数・数学の文章題が得意になる、よみとき算数
プログラミング検定

個別指導WAM
高校受験
大学受験
中学受験
英検・漢検・数検対策
放課後学習、自習室として

エーアスクール
Unity+C#というプロと同じツールを使った本格ゲームプログラミング

おるとたぶフリースクール
不登校児童・生徒のためのもう一つの選択肢
読書・工作・パソコン・ゲーム

科学教室
誰でも参加可能な科学実験イベント

イラスト教室(仮称)
紙と鉛筆から始めるイラスト教室。オフラインでもオンラインでも先生に聞ける