春から何かを習わせたい その1

当校では新しい生徒さんを受付中です。
年長さんや小1から、プログラミングやロボット(最初はブロック)の習い事をしておくことで、とてもいいことがあります。
「その1」ということで、今回は、当校の小さい子向けの学習内容と、将来の効果について説明していきます。

習い事を始める動機

習い事の定番といえば昔から変わらず、水泳、ピアノ、英語の3巨頭があります。次いで、ダンス、サッカー、書道となっています。

水泳は、定番中の定番です。スイミング選手を目指そうと思って通わせている保護者さんは少数派でしょう。「体力をつける」「礼儀作法を身につける」といった動機・理由が多いです。
そしてそれはピアノ、英語も然りなんです。つまりピアニストや翻訳者等を目指してほしいわけではなく、「教養」や「実用」といった言語化しにくい動機で習わせていることが多いです。
しかしこれが、あまり有名でない習い事になるにつれて、「プロを目指す」「専門家を目指す」方向が強くなります。
つまり「うちの子はプログラマーになるわけではないからプログラミング教室に行く必要はない」という話になってくるんですが、ちょっと待ってください。当校が、プログラミングやロボット教育を小さい子に習わせたいと考える一番の動機は「非認知能力」の発達です。

なお、当校はもちろん、プログラミング教室のほとんどは、「プログラマー育成学校」を目指していません。もちろん中学生・高校生向けになると別で、当校では中学生向けの本格的なプログラム講座も開始予定です(2024年4月)。

非認知能力

まずは文部科学省の資料より引用です。

非認知能力とは、主に意欲・意志・情動・社会性に関わる3つの要素(①自分の目標を目指して粘り強く取り組む、②そのためにやり方を調整し工夫する、③友達と同じ目標に向けて協力し合う。)からなる。
特に幼児期(満4歳から5歳)に顕著な発達が見られ、学童期・思春期の発達を経て、大人に近づく。気質差、個人差が大きい。自己をコントロールすることが基礎にあるが、認知と非認知の両面を必要とする。教育を通して育成可能性がある。

文部科学省

というふうに記載されています。ひとつひとつ見ていきましょう。

要素能力
意欲やり抜く力、工夫する力
意思新しいことに挑戦する力、あるいは自分で決める力
情動理性的であったり、明るく前向きであったりする考え方
社会性リーダーシップ、協調性、共感力
非認知能力とは

こういう能力は、数値化しやすい「認知能力」つまり「狭い意味での学力・運動能力」の向上ではなかなか現れてきません。学校(公教育)の現場はただでさえ仕事が多いので、なかなかこの「非認知能力」を育てる「場」を提供できないのが実態です。

プログラミングやロボット教育はなぜ非認知能力が育つのか

ブロック遊びを思い浮かべてもらうとわかります。
「正解がひとつじゃない」というのがとても大きいです。
自分でゴール(目標)を決めたり、そこからさらに改造したり、あるいは友達と協力したり、競ったりします。
それでいて、ある程度の理科系の知識も一緒に覚えるようになっていきます。
好きだから、楽しいから、自然に知識と教養が身につきますし、楽しく最後までやり通すことができます。それが自信になり、ポジティブな考え方になり、成長に繋がっていきます。

心の体力をつけるなら

当校で習い事をぜひ始めてみてください。

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