小説投稿サイト「カクヨム」で取り上げていただきました

ファンタジー小説が好きです。
日本語だと幻想文学とか訳されたりしますが、おおざっぱにいうと超自然的な現象(魔法がその代表格です)や生物(精霊とか)が、作品全体の世界観に大きくかかわってくるジャンルで、その世界の中では必要な存在である(法則として矛盾がない)、という特徴があります。
ちなみにSFも、自然科学をベースにしている違いはありますがフィクション(=幻想)であるという意味では、存在しない現象に基づいて作品の世界観が作られる点で楽しみ方に共通点があります。なのでSFもよく読むジャンルです。

とくにハイファンタジーといわれる、現実の世界とは異なる世界観がきちんと作りこまれている作品が好きです(世界的に有名なのは、絵本あるいは映画にもなった「指輪物語」です)。異なる生物どうしが、共存あるいは敵対するシーンは、現実世界の人種のメタファーであり、魔法を始めとする超現象は、しばしば希望の象徴、あるいは逆に人の本質を外れた存在として描かれます。
そういった超現象(SFの場合はハイテクノロジー)とは対象的に、物語の中心は結局は人間の弱い心の葛藤であり、それを直接的に描くと重くなりがちなところを、救いのある内容に変えて読後感として残していくのがファンタジーというジャンルの神髄なのではないかと思っています。

で、
眠れない夜に時々使っているのが、角川がやっているカクヨムというサイト(アプリ)です。
プロの作家も中にはいますが、基本的にはアマチュアの人の作品の発表の場になっています。
https://kakuyomu.jp/

スポンサーリンク

投稿作品に多いのは、流行りの異世界転生ベースの、わかりやすくライトに読める青少年向けの作品ですが、ズラーッと並ぶその手のタイトルを横目に、じっくり探していくと大人向けのハイファンタジーあるいは現代小説、歴史物といったジャンルなんかがあります。

最近忙しくてなんの作品も読んでいなかったのですが、しばらく前に読んで、その読後感に非常に気持ちよく浸れた作品があったので、そのときにレビューを書いていました。
「アイオライトの心臓」というファンタジー作品です。
そしたら、つい先日、カクヨムの特集記事で私の書いたレビューが引用されました。ビックリです。
バーグさんが探す!注目作品のレビュー その6

上の特集記事に引用されているとおり「アイオライトの心臓」は、とてもいい作品なのでおすすめです。

2年くらい前に「カクヨム」にツイッターで偶然出会ったときは、久しぶりに創作意欲が掻き立てられましたが、ご多分に漏れずその意欲は継続せず……笑
ただ今回、レビューは評価されたので、レビュアーとしてちまちま人の作品を推薦するほうが性にあってるかなーと最近思い始めました。このブログもそんな方向性に行きつつありますし。

それでは、よいファンタジーライフを。

photo by David Abercrombie

ブログのタグ