経営理念を改めて考えた

法人化してしばらく経ちました。
まだコマゴマと事務作業が残っておりますが、
お客様から聞かれて、はっ?!となって、改めて経営理念を文字に起こしてみました。

頭の中にはいつもあったんですが、文字にしてなかった。
創業塾で、いつも受講生にしつこく言ってるくせにね。

ということでこうなりました。

ミッション
私がお客様の夢を手伝う。
お客様はその夢で人を幸せにする。
幸せな人は次につなげていく。

メッセージ
あなたのその思いを必要な人に必ず届ける。

提供価値
ウェブでお客様を増やし、ITで作業を減らす。

私自身、すごい執着してやりたいことがないんですよ昔から。車は好きだし、歌を歌うのも好きだし(歌手になりたかったくらい好きだけど)、絵を描くのも、映像を作るのも、プログラミングも好きだし、本を読むのも好き。映画を観るのも好き。それからスキー、写真、山を登るのも好き。そういう意味じゃけっこうあります。

でもなんだろう、世の中の社長とか自営で仕事をされている人が垣間見せる情熱にはかなわないなぁと思うときが、しばしばあります。
そしてそれを心から応援したいと思うのです。その湧き上がってくる気持ちを仕事に選びたいと考えるようになったんです。
それはもうNECに勤めているときから。
よく上司に「それは君の仕事じゃない」(お金をもらって請け負う業務の範疇から逸脱している、という意味で)と指導されることがよくあり、NEC社内のビジネスプランコンテストでも、「それってうち(=BIGLOBEという広告媒体あるいはメディア)じゃなくて、広告代理店の仕事だよね」っていう評価をもらうことがよくありました。
「じゃあ代理店行けばいいじゃん」って考えたこともあるにはあったんですが、それはそれで広告やイベント(PR活動)だけがお客様の手伝いかというと違うしなぁと思ったし、そもそも広告代理店の文化が好きになれなかった笑 ただ、私の考え方、発想方法、提案って広告代理店的です。

最近でもそういうこと(業務範囲を超えてやりすぎ)を指摘されたことがありますし、たぶん、私の経営支援料(顧問料)は安いです笑 なぜかというと、例えば補助金の申請支援一つとっても、同業の方がやらない(あるいは別料金の)ところまで、同じ料金で手伝っちゃうから。
いやだって、お客様に本当に価値が出るのってそこまででしょ?という思いがあります。わかりますよ、例えば補助金採択後の報告書作成の手伝いは、地味に工数がかかるから別料金っていう理屈。でもなんか違う、それはこっちの理屈じゃん、と思ってしまいます。私は、お客様の価値に対して報酬をもらいたい。

でね、経営に利するならなんでも提案していいコンサルという仕事を選んだわけですけど、ただ、もちろん、非力な自分が何でもかんでもやろうとすると、もれなく失敗するので、うまく協業、外注さんを活用しながらお客様のやりたいことを叶えていきます。

つまり、
「私という非力な一人の人間が、できる範囲で精一杯、誰かを助ければいい」です。これには広い意味では協業(パートナー)さんも含まれますね。
もしその人が感謝してくれたなら、たぶんその感謝は、私に直接帰ってくるんじゃなくて、もっと多くの人を幸せにするだろうと思うのです。
いわばねずみ講。だめか、この例え笑
別の例えです。あのね、若い時、営業部門のとある部長をはじめ、先輩にも死ぬほどおごってもらいました。毎日残業しては居酒屋なんかに連れ出してもらってたんで晩飯代がかからないくらい。でね、自分もいっぱしの給料もらえるようになったとき、それを部長や先輩に返すわけ無いでしょ。後輩におごりますよそれは。そしたらね、その後輩は浮いたお金でもしかしたら彼女にいい飯食わせてやるかもしれないじゃない?

そんな、普通の世の中の連鎖をつくるのがうちのミッションです。

ではまた。

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