アート系・理系を育てる学習塾を始めます。

タイトルかっこつけましたが、とりあえずは普通の塾です。
「Wam(わむ)那須塩原校」を2022年5月に開校予定です。Wam公式サイトはこちら

場所は、
JR那須塩原駅から徒歩7分の場所になる予定です。
東那須野中学校、大原間小学校がすぐ近くです。

Wamは個別指導学習塾です。子供の進み具合に合わせた指導が特徴です。
それと、マックス勉強が進むのが速い子には、現役東大生の個別指導が用意されています(その場合はオンラインです)。

世の学習塾には、(アルプスの~的な)TV CMも打つほど大きなところもありますが、Wamは和歌山県が発祥です。
なにが言いたいかというと都市部じゃないんですね。そうすると、地方の子供の学習環境の勘所(かんどころ)が分かってます。「東大生によるオンライン指導」って発想も、地方だから出てきたんでしょうね。だから私はこちらの本部にお世話になることにしました。

で、タイトルの話。
時期はもうちょっと先になりますが、通常の学習塾に加えてコンピュータプログラミングを中心とした教育を展開予定です。
私は、市内で最大規模である西那須野幼稚園、福本園長先生のご厚意で4年間、園児と学童(1年~4年生)向けに、iPadをつかった表現遊びを教えています。
表現遊びといっても3,4年生になると、「昔のファミコン」レベルのゲームは作っちゃいます。こないだはドンキーコングつくりました。

なんでゲームを作らせてるのか?たまに聞かれます。聞く側の意図としては「遊んでんじゃないの?」です。
プログラミングというと、小学生に対しても、やれ再帰関数だとか、フィボナッチ数列だとか、いやまあ数学ちゃんとやるなら意味を理解しておいたほうがいいですけど、なんかいきなり最初から「直感的でない」ことをやらせるのが実際は多いんですよ。
私が教えたいのは数学じゃなくて数楽ですからね。ピーンときて、ひらめいて実際に作ってみる、っていうことのコツを教えたい、あるいは経験させたい。だから関数も数列もなんかちがう(蛇足ですけど、私自身は関数も数列も大好物ですよ。すごいのを聞くと「ドゥフドゥフ」言っちゃうタイプ)。

物事を分解する、切り分ける、論理を積み上げる。それらをわかるように表現する。これらの能力は、どんな分野に進むにしても必要不可欠と思ってます。
なので、それをコンピュータによる表現遊びを通して教えてあげたいんですね。
それの発展形がゲームです。ゲームはやる側より作る側がはるかに面白いです。ただし、「一度作る側に行っちゃうと純粋なプレイヤーの気持ちに戻れない」のがデメリットですかね(閑話 マンガ「ブレイクエイジ」に出てくる名言です)。

話を戻すと。
ゲームを作ろうと思ったときに、まずやることは見えているものを分解する。マリオは右に歩ける。左にも歩ける。ボタンを押すとジャンプできる。キノコにあたるとやられる。など。
つぎに、右に進みながらジャンプできるのか? できるとしたらどんな動きか、を考えたり、キノコが隙間なく迫ってきたらどうか? といった可能性について検討します。
それを形にしてみます。「キノコが隙間なく迫ってくるゲームは楽しいか?」を考えます。当然楽しくない。適度に隙間をあけて、ジャンプでかわし、ドキドキするほうが良い。

これがプログラミングを学ぶことの意味だと思ってます。
それと、じゃあ全部「論理づくし」なのかというと、論理を組み立てる一番最初の「発想・仮説」の部分って案外「おもいつき」です。
ノーベル賞取った科学者の実験だろうが、公園で新しい遊びを考えるときだろうが同じ。
あのね、夫婦げんかするじゃない。
一般論として、女性は感情を爆発させる。男性はロジックで諌めようとする、あるいは説得しようとする。
これ絶対、男性に勝ち目がないんです。なぜか?「女性に言い分に根拠がないから?」違います。
男性の論理だてた説明も、必ずその根拠、おおもとになる部分は、男性のこれまでの経験だったり、気持ちだったり、性格だったりといったあいまいなもの、つまり「おもいつき」をベースにしてます。確かにそこから上の部分はきちんとロジックで組まれてるんですけどね。
つまり、どちらの言い分も正しくない笑 あるいは、相手を思いやる気持ちがあれば、どちらの言い分も正しい。
だとすると、感情に訴えかけるのが上手な女性が必ず勝つに決まってます。

だから、プログラミングを教えるときは、同時に、というか、もう一方で「感情表現を豊かにする」「思いつきを大事にする」「直感を言葉やビジュアルにする」教育が必要と考えてます。
それはアート。
答えがない、答えが無数に発散する、みんな正しい。がアートです。
アートも同時に学習塾で実現したい。

専門用語でSTEAM教育(スティームきょういく)といいます。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(芸術)
Mathematics(数楽)
の頭文字です。

科学とは、自然(人が作ったものじゃないものすべて。だから人間そのものも対象)を研究することで、なぜ地球は丸いの?とか、なぜリンゴは自然に落ちるの?とか、人はなぜ愛し合うのか?とか、そういうやつ。

技術とは、自然の現象を再現することで、「リンゴはこの重さになると枝が耐えられなくなる」。職人技ってのは数値化はされてませんが技術ですね。

工学とは、技術を生活に活用することで、例えば「リンゴ自動収穫マシーン」

芸術とは、おもいつきです。自然をヒントにして「人が作ったもの」です。音楽、絵画、彫刻。3つとも人が作ったものですね。自然を見て直感的に何かを感じるということが大事で、「リンゴは赤いと甘いのか?」「リンゴは大きいとおいしいのか?」につながります。科学の前にあるといってもいい。

数楽とは、科学と技術と工学を支えるもので、推理・論理の組み立て方のコツです。「赤いとは?」「甘いとは?」「重いとは?」

※いやだからね。個人的には順番通りに並べて「ASTEM」なんですけどね。アステム?英語圏の人からすると違和感のある発音、あるいは違和感のある綴りなんでしょうね、きっと。

なお講師募集してます。小中学生の5教科(国語、算数、英語、理科、社会)。
90分単位で1,875円、夕方から夜にかけての仕事です。
アルバイトしたい方はこちらからお知らせください。

追って塾の詳しい情報は更新していきます。
よろしくお願いします。

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