新サービスの科学教室をやるのに、なにか標語じみたものを教室に貼ろうかと思いました。
二番目の標語はすぐに決まりました。福沢諭吉の言葉(文明論之概略)です。自分の座左の銘(私は左利きなので大切なものは左に置きます)でもあります。
もう一つもわりとすぐに決まりました。普段コンサル業で経営者の方にいつも言っている「仮説の大切さ」。実はこれも自分の言葉というよりは「とらばーゆ」で有名な「くらたまなぶ」さん(株式会社あそぶとまなぶ)の話から着想を得ています。それをもう少し噛み砕いて、一番目の標語にしました。
三番目はとても悩みました。ピンときた方が多いと思いますが、高校野球・夏の甲子園(2022年)を制した仙台育英高校・須江監督の優勝時のコメントです。
「入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活は、なんというか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動をしていてもどこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、諦めないでやってくれた」
「青春ってすごく密なので。」ってなんかすごいよね。わたくし的には、高校野球→タッチ→あだち充→私は「みゆき」派です→「想い出がいっぱい」が脳内再生されて、ブワーッとなりました笑
で、思い出したのが、すでに高校生ではなかったですが若い頃、ものすごく辛かった時期に、「自分では気づいていない事も含めて、いろんな人の小さな心遣いっていっぱいあるよねー」(例えば「デパートのドアをくぐるときに前の人が少し長めに押さえてくれた」とか)って考えたことがあって、でも高校生の頃は自分に手一杯で気づけなかった。それに早く気付けばよかったなーと思って、じゃあそれを子どもたちに伝えたいということで、言葉をアレンジさせていただきました。
科学教室 3つの「いろんな」
考えてやったことに失敗はない
真剣に「いろんな角度から考えた」ことを実行したなら、必ず意味のある結果が得られます。
わからないことにチャレンジしたとき、望んだ通りになることは少ないです。でも、考えぬいてやったなら必ずそこに驚きあるいは納得、成長があります。
自由の気風はただ多事争論の間に在りて存するものと知るべし
誰もが「いろんな意見」を持ち、すべて同じということも、どれか一つが正解ということもないです。自由というのは、それらをお互いに認め合い議論することです。その結果、A案でもB案でもない、誰が発言したわけでもないC案が生まれることもあります。
心の関わりを密にする
一つには、自分自身が今この瞬間を一番楽しむこと。眼の前のことに集中することで得られるものがもっとも大きくなります。
もう一つは文字通り、自分の周りにいる人達との心の関わりを大切にすることです。心構え、チャンス、安心、勇気、「いろんな気持ち」をみんなからちょっとずつもらって自分がいます。「元気玉」って大きくするも小さくなるも自分次第ってところがあります。
ちなみに、私自身の座左の銘はもう一つありまして、「明日は明日の風が吹く」です。「くよくよしてもしょうがない」とか、「人間万事塞翁が馬」的な意味で心のなかで唱えることがあります。ようはちゃらんぽらんです。
では、楽しい科学ライフを。