適格請求書発行事業者の登録通知書はどこ?

先日、e-govの社会保険の被保険者資格取得届が色々残念だったので備忘録 という記事が参考になったというお礼のお便りをいただき、ほっこりしました。こちらこそ応援メッセージありがとうございます。「新規のお仕事もらったとき」並にテンション上がりました。
ちなみにGoogle Analyticsで見てみたらその記事のアクセスがバク上がりしてたので、時期的なものですね。皆様のお役に立てて幸いです。

で、今日のやつは簡単だと思うのですが、調子に乗って書いておこうと思います。
10月1日から始まるインボイス制度の登録をe-taxにて済ませました。これ自体は目立つ位置にあったボタンを押して案内に従うだけなのでごく簡単です。

そうしてしばらくすると「適格請求書発行事業者」の通知書ができたとメールが来るのです。そして、事業者単位の番号がまた新たにつくわけです。
「また」って気がしません?ただでさえ法人番号と、e-taxとel-taxと、年金事務所の事業所番号と、さらにはGビズIDまで作らせてるのに、また違う番号つけるかね?
「あんたバカァ」が脳内を駆け巡ります。

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言っても仕方がないのでとにかく、適格請求書発行事業者の登録番号を知りたい(この番号を、今後、うちが出す請求書に書く必要があります)のですが、これがe-taxを年一回しか開けてないとたぶん見つかりませんので、順番にご説明します。

e-taxにログインします。

下記の画面になったら、メッセージボックスではなく、通知書等一覧です。私はメッセージボックスしか開けたことなかったので軽い罠。



次の画面、一覧されるのかと思ったら何もない。一覧ちゃうやん。


で、何もない画面の右下に謎のプルダウンと、意味不明の「切替」ボタン。プルダウンは1万歩譲ってもいいとして、ボタンの文言は「表示」じゃない?直感的で平易な日本語を使いましょう。



はい。お次はテキストリンクに変わりました。ボタンに目が慣れたところでまた地味な嫌がらせ。これを重箱の隅と考えるか、不親切と考えるか。あなたはどっちですか?

それと、保存期間1,900日間ってなんか意味深。365日でも1,000日でもない。1825日(365×5)でもない。手掛かりを求めてエンジニア魂に火が付く感じ(どうでもいい)。



でね、通知書来ると思うでしょ。「通知書等一覧」のリンククリックしたんだし。ね?ね?

どきどき。

じゃーん。



……だめすぎだろこれ。なんの焦らしプレイ?

しかもこのボタンの文言なんだよ。また一覧に戻るんじゃないの?と思って最初押せなかったよ。
でも押すしかないの。これしかないから。



さすがにこの「確認」ボタンは終着駅でした。ちゃんと出ます。
ちなみに当社の登録番号は、T5060003003601でした……って、法人番号の頭にTがくっついただけだ……(ちなみに法人番号は公開されてますので検索できます)

という、ここまでのカスタマージャーニーです。

いやー仮にこんなクリック数の多いECサイト作ったら、どんなに素敵な商品も購入してもらえないわ。離脱率100%、おそろしー。
メール文内の「e-taxでログインしてご確認」から数えたら6クリックだよ。信じられない。ぎり4クリックだよね、最後の方とかホント意味不明。

あーびっくりした。ってか、法人番号だけで良くない?なんかだめな理由ってあるのかしら。まあ個人事業主どうするんだ?マイナンバーか?ってなるとややこしいですけどね。

いつもお伝えしております通り、ウェブのUI設計と行政遂行は別な能力でありますので、行政の方が設計なさらずに専門家に設計していただくことをおすすめします。

ではまた。

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