そこには暮らしが先にある

「わくわく地方生活実現政策パッケージ」という若干残念なネーミングの政策が昨年の6月に内閣府から発表されまして。

 

ようは都市部一極集中の是正のために、移住促進、観光、インバウンド強化にお金を突っ込もうというお話です。

なので名前はともかく中身は、私は非常に好意的に受け止めています。

今年の4月からいろいろ補助金とかも出るし、働き方改革を軸に大企業の動きも加速するでしょう。

新幹線通勤、移住、そして地方で起業した私は、「かなりいいモデル」であると思います笑。メディアの皆様、取材待っております。全部実体験を伴った話ができます。

 

で、「なぜ?」って聞かれることが多くて、那須が気に入った理由は他のエントリでも書いたんですが、「なぜ移住?」「なぜ田舎暮らし」にはあまり明確に答えてないなぁと自分でも思っていました。そこに答えはあるんです。というか、ちょっと前に義理の弟と飲みながら話していて気が付きました。

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「石田さんちって完全にドリームハウスじゃないですか!」

って言われたんです。

ああ、なるほど、と思いました。

「なぜ移住したのか?」と聞かれれば、「ここに暮せば理想の生活ができるから」なんですよ。

 

趣味のスキーをやるのにスキー場が近い。同じくモータースポーツ(サンデーレーサーです)もすぐそこにサーキットがある。

子供がいくらピアノ弾いても近所迷惑じゃない。家族みんな大好きなBBQなんて庭で年中やり放題(真冬はアレかな笑)。

妻は河原でヨガやったり、おしゃれなカフェに行ったり。

街のイベントに行けば、自然と知り合いと会う。人と人が程よい距離感、程よい人数。

求めてた生活空間です。

東京には残念ながらなかった。

東京は便利な街です。電車が1分おきに来るし、飲んでも電車で帰れるし、店は遅くまでやってるし、どこに行くにも便利だし(新幹線も飛行機も)。最先端のことにすぐ触れられるし。

で、そのメリットをめいいっぱい享受した生活してました。仕事ゴリゴリやって21:00すぎから同僚と飲んでカラオケ行ってタクシーで帰るとか。ディープな映画や最先端のアートをたくさん見たし、珍しい買い物もたくさんしたし、ディズニーのアフター6は……したことないな笑、あと飛行機で大阪日帰りしたことも何度もあります。

でもこれ、私の理想のライフスタイルの中では、あまり重要じゃなかったということです。良い悪いじゃないです。そこにあるから楽しんではいましたけど。

 

那須塩原市の作った動画を紹介します。移住者のインタビュー形式で、様々な角度から街の良さを伝えようとしています。

やっぱりこの中にも出てきます。「暮らし方をどういうふうにしたいか」という一言。

うんそれ。

 

もちろん、現実問題として仕事は東京のほうが圧倒的に多いです。特に会社づとめしようと思ったらどんどん都市部寄りにならざるを得ないのが現実です。

上の動画もやっぱり自営業の方が多いわけです。みんながその(自営業という)選択をできるわけじゃない。むしろ、少ないでしょう。

だから人が雇える規模の会社をもっと地方に作らないとなーと思います。

私は東京に長いこといましたし、大きい会社に務めてたので、東京のスピード感や、大企業のやり方の良いところをよく知ってるつもりです(悪いところも、ですが)。

その中には地方の会社でも取り入れたら良いことがあります。今の立場では、そうやって地方に働きやすい環境を作っていきたいです。

 

それが実現したら、今よりも多くの人が、まず先に理想の生活を自ら作って、それから必要十分な収入を得ることができる仕事に就けるようになります。そんなことを夢見ています。

 

下の写真は、西那須野にあるフツーの公園と、フツーの通りです。

私はオープンカーが好きです。単純に “空の広い生活” がしたかったんだなーって思いました。

それではみなさまが、よいライフスタイルを見つけられますように。

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